第5回 ガス機器の黎明期

ガス消費機器保安の歴史2019.07.26

ガス灯に始まったガス機器の歴史

明治時代

ガス灯の普及

ガス灯

明治18年に東京ガスが設立され、続いて大阪ガス、東邦ガスなど民間会社ができました。当初の用途は照明用のガス灯でした。

 

当時、夜間はろうそくの灯りが主でしたから、ガス灯が夜間照明として利用されるようになり、文明開化の象徴として話題になりました。

浮世絵等に当時の記録が残されています。

 

ガス灯は、明治30年頃まで、競合しながら普及していました。

 

 

電灯の普及

電灯

米国でエジソンが電灯を発明し、日本に登場し、明治20年、東京電燈株式会社(現東京電力)が設立され、「電灯」が普及するようになりました。

 

明治時代の後期までは、照明用としての「ガス灯」の存在感はありましたが、販売の低下により、熱源としての利用形態に移行したのです。

 

加熱用機器

当初の加熱用機器は、そのほとんどが海外からの輸入品で占められ、高価だったこともあり、利用者としては、一部の富裕層に限られていました。

 

加熱用のガス機器としては、厨房用機器でテーブルコンロ、オーブン、レンジ等といった機器がり、こちらも輸入品でした。

 

 

一般家庭の加熱用機器

一般的な家庭では、薪とか炭などを燃料とするため、七輪などが使用されていましたが、これに代わるものとして、国産品で鋳物製のガス七輪が開発・販売されました。

 

明治35年、炊飯用の「ガスかまど」が日本で開発され、純国産として初めて販売され、一部の需要家に使用されました。

 

ちなみに、風呂釜・湯沸器などの温水利用は、大正時代になってからの普及になります。