第2回 ライフラインとしてのガスエネルギーの安全対策は重要事項

ガス消費機器保安の歴史2019.04.30

ライフラインとしてのガスエネルギーとは

 

従来、ライフラインは、上下水道、ガス、電気、通信と言われていましたが、文明が発達した現代では、さらに鉄道・バスなどの交通、食料の供給(たとえばコンビニの役割など)もライフラインに含まれるようになりました。

 

その中でも、ガスエネルギーは『火』の扱いになり、使い方を誤ると人の生命や財産に大きな影響を与えるので、安全(保安)の問題が重要視されるのです。

 

 

火事災害

 

『火事と喧嘩は江戸の華』という、有名な言葉があります。 江戸時代は家屋が木材と紙でできていて、さらに住宅も密集していたため、火災が多く発生しました。

 

火事災害は人の火の不始末や、自然災害などが原因で発生しますが、ひとたび火災が起きてしまえば、その対策は消化活動しかありません。本格的な防火対策は近年になって進歩しましたが、建物構造が耐火構造になっていても、なくなりません。

 

ガスの排気処理

 

中世の西欧では石炭の乾留(蒸し焼き状態からガスを取り出す方式)による石炭ガスが開発され、これを導管で供給する都市ガス事業が英国で始まりました。当時の社会において、下水道とともにライフラインの一部として位置付けられ、評価されるようになったのです。

 

そして新たな問題として、都市ガス中に含まれる一酸化炭素(COガス)による中毒の現象が出てきました。これは現代においても通じる話です。

 

『火の不始末による火災』と、『ガスの排気処理』の問題は、昔から変わらない、人類共通の問題です。

 

 

ガスエネルギーというのは、常に『取り扱いを誤ると危険』という要素があります。
使用者の一人一人が注意しなければならないという原則は、
現在も昔も変わらないのです。

 

 

株式会社エフ・ユー 会長 竹中富知男