平成の時代になり、ガス暖房機器として、またエアコン(冷暖房機器)と しても進化を続けてきました。平成2(1990)年には、温水式ガスエ アコン(下図左)が出来ました。これはパワフルでスピーデイなガス暖房 を生かした商品です。 平成9(1997)年には、世界初の吸収式ノンフロンタイプの家庭用ガ スエアコンが発売されました。平成13(2001)年には、第11回省 エネ大賞を受賞した、潜熱回収型給湯暖房機(下図右)が発売されました。 この様に、家庭用ガス機器は、風呂・給湯・床暖房含む暖房・乾燥などを 一括して取り扱う外部設置型で安全な機器として発展してきたのです。 昭和30(1955)年代に入り、住宅も近代化が進みました。ガスコンロも、昭和32(1957)年に、日本で初めての、自動点火(ヒーター)付きガステーブルコンロが登場しました。 昭和39(1964)年には、コンロ兼用グリル付きガスコンロ(下図左)が発売されるなど各種機器特性が向上したガス厨房機器が登場し始めました。昭和40年代になると、ガス厨房機器はさらに進化し、両面グリル付きテーブルコンロ圧電点火式ガスコンロ、ガス高速レンジ(下図右)などが続々登場しました。 (5)厨房機器
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