都市ガスはどのようにして安全になったのか?
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② 小型湯沸器の変遷 ③ 暖房機器の変遷 さらに発展形として、温水暖房用 の湯沸機能が追加され、付加価値 が増した総合的な大型給湯器が実 現したのです。 下記に代表的な安全装置を記しま す。 [風呂釜と大型湯沸器の安全装置] ・機器は屋外設置を主とする ・自動点火安全装置付き ・給湯は湯沸器機能付き ・湯温度設定は風呂釜追い炊き機能で調整 ・過熱防止機能付き ・空焚き防止機能付き (温水機器や風呂釜に水がない場合、ガス停止と警報鳴動) 昭和50年代後半から、安全装置が装着されてきました。特に、CO中毒 事故の原因となる不完全燃焼を防止する装置は重要な機能であり、効果 は発揮されています。 [小型湯湯沸器の安全装置] ・自動点火安全装置付き ・不完全燃焼防止装置(略称不燃防)付き ・過熱防止装置付き (機器の温度が以上に高温になった場合、ガスを停止する) ・給湯温度調整機能付き 室内で使用する個別開放型ストーブは、昭和50年代後半から不完全燃 焼防止付きとなりました。現在は、ファンヒーターが主流です。その後、 室内の空気を使用しないセントラルヒーテイング方式が開発され、温水 暖房による床暖房などが普及しています。 さらに暖冷房用エアコンとしてガスヒートポンプ(GHP)が開発され、普 及中です。

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