④ 静岡駅前地下街爆発事故との関連 ① 日本住宅公団との連携によるガス機器開発・安全対策 ス設備・ガス機器からのガス漏れ対策の一環として、都市ガス警報器の販 売・設置有効と認識され、販売が開始され、今日に至っています。 昭和55(1980)年8月、静 岡駅前地下街のガス爆発が発生し 、死者20名、負傷者192名の 大事故が発生しました。 原因は一次的には地下から発生し たメタンガスの小爆発により都市 ガス管が破壊され、その後漏洩し た都市ガスに引火し、二次的な大 爆発となり、大惨事を引き起こし たものです。 この事故をきっかけに、商業用や工業用を含め、大規模建物などに対する 徹底的な再発防止策が講じられました。 このため、全国の地下街、地下室、超高層建物、大中規模建物、共同建物 などに対する保安規制が強化されました。 このうち、自治体が指定する特定地下街、特定地下室、超高層建物、特定 大規模建物に関してはガス警報器の位置付けが明確化され、集中監視型 ガス漏れ警報設備(単体でなくガス遮断弁を含むシステム)の義務付けが 行われるようになりました。 昭和50(1975~)年代の日 本住宅公団(現UR都市機構)は、 集合住宅技術の先端を歩んでいま した。 建物の中でガス機器をどのように して設置するかは、建築設計時に 取り込まれることが望ましいので 、建築設備の一部としてのガス機 器の位置づけなど、ガス機器やガ ス配管など技術開発面で、日本ガ (3)諸官庁・外部諸団体との協力
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